第14回特別研修・紛争解決手続代理業務試験(特定社労士試験)の思い出 その4~参考図書 連合会から勧められる本~
特別研修の前に、テキスト等と一緒に参考図書の紹介の紙が送られてきます。
もしかしたら今年は変わるかもしれませんが、去年紹介された本について書きます。
私は全部使うのではないかと思って張り切って全部買ってしまったのですが、判例集以外は研修で使うことはほとんどありませんでした。
予習するときや答弁書・申請書を作成するときに一部参考にできて買ってよかったものもありましたがほとんど開いてないものもあります。でも実務でやるときは使うと思うので損したとは思っていません。
以下に書くのは私の個人的な感想ですので、実際にどれを購入するかは好みと財布との相談でいいと思います!
まず、研修で使った唯一といっていい本である判例集。
これは、グループ研修でほとんどの人が持ってて、当然のように「判例集の○○ページによると~」という発言が飛び交うほどのものでした。
グループ研修のテキストにある設問の元となる事件もたくさん載ってるしかなりお世話になりました。
次に、予習の参考となった労働法の基本書2冊。
まずは労働法を学問として勉強する人はみんな大好き菅野先生の本。
私は恥ずかしながら今回初めて「すげの」先生とお読みするのだと知りました。かんの先生だと思ってた。
めちゃくちゃ分厚いけどかなり盛りだくさんで読み応えがありました。
項目ごと(時間外労働とか退職とか有期労働契約とか多岐にわたる)に判例の考え方や学説について色々書いてあって興味深いのですがこれを読むのにハマると時間が足りなくなるので注意・・・
あと、菅野先生の本よりは薄くて比較的読みやすい荒木先生の労働法。
同じ労働法の本でも作者が違うと微妙に違ってて面白い。
私はこういう基本書が大好きなので予習の際はなるべく両方読んでましたが、そのせいか理屈っぽく考えてしまってグループ研修では「それは学者の人の意見だよね・・・」といわれる始末。。。
次に、「労働紛争解決」についての本2冊。
私はこれらはほとんど読めなかった・・・
紛争実務についての本で、事件の概要(退職無効とか)ごとに処理の方法が書いてあって、答弁書申請書の作成のときにちょっとカンニングしたりしました。でもむずかしい・・
ゼミの先生の中には、この「労働関係訴訟の実務」について「難しすぎるから今の君たちにはムリ」とおっしゃってた方もいらしたようです。そりゃ読めなかったわけだわ・・