税理士業界求人難・・そりゃそうだ
日本税理士会連合会の会報を見ていたら、
税理士業界が求人難であるというコラムがありました。
ハローワークでブラックだと名指しされているそうな・・・
私もかつていくつかの税理士事務所に勤務していたこともあり、その実感として、
そりゃそうだろ・・・
と思ってしまいました。
これは自分自身の体験だけでなく人から聞いた話も含めていますが、
残業代出さないのに過労死ラインの残業とか普通にあったし、
業務時間外(つまり勤務時間にカウントは許されない)の朝礼とか勉強会とか、
社会保険加入事業所なのに試用期間中の人は社会保険に加入させないとか、
退職を申し出たら有給休暇を月割りで削られたりとか・・
**加入事業所であるにもかかわらず試用期間中に社会保険に加入させないってところはほぼ確実に法令を知らないので、求人条件にどんなに美辞麗句を書いていても実際はやりたい放題の傾向が強いから、
面接のときにそこは確認したほうがいいかもです・・・
コラムの結びには、
「危機感を持って対応していく必要がありそうだ」とありましたが、
一部(そうであると信じたい)のブラック事務所のせいで業界全体のイメージが悪くなっているのは間違いないので、
まず、最低ラインの法令順守を全事務所が行うよう、
税理士会が責任を持って確認・指導するなど徹底した自浄作用を見せていただきたいと思います。
従業員に対する労働法令違反も懲戒事由に入れたらどうかしら・・・
と思ってたらセミナー情報のメルマガがとどいてて見てみたら、
一昔前は超絶ブラックで有名だった事務所主催で「ブラック企業にならないための事務所経営セミナー」が開催されるとあって、
時代は変わっているんだなーと思いました。
(もしかしたらそこの従業員さんは「どの口がw」って思ってるかもしれませんが・・・)