税理士登録する前にもらったアドバイスで一番ためになった言葉

確定申告期限も終わり、3月決算の処理まで小休止のこの時期、

去年の12月の合格発表で税理士試験5科目合格達成した方々のなかには、いよいよ登録の手続きに行き始める方もいらっしゃると思います。

改めましておめでとうございます。

 

その方々がこのブログをご覧になっているかどうかわかりませんが、僭越ながら、私が結構前に登録するときに諸先輩方からいただいたアドバイスのうち、今でも大変感謝している一言を共有させていただきたいと思います。

 

それは・・

 

「断るのが得意でないなら、強制加入以外の同業者団体への参加は落ち着いてから検討するべき。研修は強制加入のところでもけっこうやってるよ」

 

です。

 

これは今でも本当に感謝しています。

お恥ずかしい話、私は登録して結構たち、いわゆる「落ち着いてから」の状態になっていると思いますが、いまだに時期によっては仕事でキャパオーバーになりがちで、義務である研修36時間すらギリギリになることがあります・・・・

いろんな団体掛け持ちして仕事もしっかりされていらっしゃる方はもちろん素敵だけど、キャパシティは人それぞれなので、自分はどうなのか見極めてからでないと最悪お客さんに迷惑掛けちゃいますから本当に良かった・・・

 

もちろん参加するだけなら会費がかかるぐらいで何も大変なことはないのですが、強制加入のものも含めて同業者団体というものは参加者の中から役員を決めるというのが世の常。。。

特に税理士業界は高齢化がすすんでいるので50代、所によっては60代でも若手扱いだし、同業者団体の参加者減少も進んでいるので、頻繁に参加して顔を覚えられたらすぐ役員依頼が。。。

 

もちろん、利益だけ享受するのはよくない。

      ↓

でも自分は今仕事でいっぱいいっぱい

      ↓

事情を話してお断りをこころみる(断るのが上手な人はここでいい感じに終われるので問題ない)

      ↓

「忙しいのはあなただけじゃない、皆無理してやっているんですよ」といわれる(こともある)

      ↓

無理して引き受ける

 

っていうのが一個ならいいんですが何個もあったらと思うと・・・

 

なので私は、

利益を享受させていただく団体を最初から絞れたことに感謝しています。

研修だって強制加入のところが開催してくださるものだけで(私は)十分だし。

 

一方、強制加入団体の研修や会合は平日の日中又は夕方でも早い時間が多いのですが、任意団体のなかには土日祝日や夜間に研修や会合をされているところもあるので、

特に勤務の方とかは強制加入のほうをスルーして任意団体のほうに行くのもアリなのかも、とも思います。

 

 

具体的な話をします。

 

税理士登録したら、強制加入になる団体は以下のとおりです。

日本税理士会連合会

都道府県の税理士会

・各地域の支部

 

この中で、都道府県の税理士会は登録事務を行ったり、いろんな研修をして下さったりするのでイヤでも接点があると思います。

こちらは大規模なので、ここの研修にいくら行っても顔を覚えられたりとかはよっぽど目立つ行動をしない限り無いと思うので、安心して活用するといいと思います。

 

また、支部も登録時に支部面接を受ける必要があるし、定期的に税理士証票のチェックや交換などがあるので何回かは絶対行かないといけませんが、

そのほかにも独自の研修があったり、地域の無料相談会があったり(ギャラが出るので仕事無いときは非常にありがたい)、税理士紹介制度があったり、忘年会や新年会や歓迎会や同好会があったりするので人によってはかなりなじみを持つことになります。

*もちろん、事務的なこと以外は参加は任意ですので、かかわりを一切持たないでおこうと思ったらそれも可能です。仕事で出会う同業者の方はほとんどそっちかも。

 

また、任意と強制の間ぐらい(やや強制より?)の団体として、

政治連盟

があります。

これは、登録時の証票授与式のときに入会の説明があるほかは、

定期的に機関紙と入会のための振込用紙が送られてきます。

私は、入ったほうが良いんだろうなーとは思うし、お金だけで良いなら別にすぐ払いますが、

入ったら選挙のときに手伝い(投票依頼の電話とか)をしないといけないらしいのがどうしてもイヤでスルーし続けています・・・

(これもたぶん断れるとは思いますが・・・・)

本気で応援している人でも電話作戦は勘弁して欲しいのに、もし嫌いな候補のところに動員されたらと思うとぞっとする・・・

 

あと、公式で紹介される任意加入団体は

・税理士協同組合

・日本税務会計学会

ですかね。(地域によって違うかもですが)

税理士協同組合は、会費は必要ですが本が安く買えるので私は加入しています。

イベントとか呼び出しとかは(私が気づいてないだけかもしれませんが)なさそうです。

税務会計学会は入っていないのでわかりませんが、定期的に夜に研究会があり、会員でなくても出席できるので時々聞きに行かせていただいています。アカデミックで楽しい。

私にもっと余裕ができて、次何か入るとしたらここに入りたいです。

 

 

これらのほかにもいろんな任意の同業者団体とか研究会・学会があります。

私はどれも加入していませんし具体的なことはよく知らないので固有名詞は避けますが、

女性だけの団体とか、

青年だけの団体とか(税理士業界の「青年」は何歳までを指すかは不明)

国税OBの方だけの団体とか、

新しい時代のための団体とか、

色々。

 

資格の学校の合格おめでとうのお手紙に団体の祝賀会のお誘いが同封されていたり、証票授与式や登録時研修のときにチラシを配ってくださったりするところもあるので、

いくつかは必ず目にするところがあると思います。

 

 

わざわざ団体を立ち上げているということはやはり理念がしっかりしているということで、その理念が自分の思想と合わないと大変だと思いますので私は税理士合格していろんなチラシもらったあとグーグル先生とか2ちゃん(現5ちゃん)とか見まくってチェックしました。

実際、入っている人の話を聞くと、楽しくてためになるとおっしゃってる方も多いですが中には消耗している方もいます。チェック超大事。

祝賀会で色々ごちそうになっちゃったら「入会しません!」とか言いづらいしね・・

 

よく考えて、よりよい税理士生活がおくれますように!