謎の税理士向け商売
これは税理士登録している人ならあるあるー!って感じだと思いますが、
以下のような宣伝がメールや電話やDMでよくきます。
「貴方の名前で本を出版しませんか?一文字も書かなくていいです!著書があるというのはすごいPRになります!」
「(お役立ち情報を書いた後)上記の文章をそのまま貴方の事務所のメルマガ(もしくは紙のお便り又はHPのコンテンツ)として配信できます!」
・・・・こんなのする人いるの?
特に、自分が一文字も書いてない本の著者を自分にするって逆に恥ずかしいのではないだろうか・・・
たまーーーに知り合った人の名前で検索したらその商法と思われる本がヒットして苦笑したり、
悩んでる案件を検索してみたら別々の税理士事務所が全く同じ文章を事務所だよりとしてリリースしているのばっかりヒットして「これはもう見たよ!!!!」ってなることが多いので割と利用者は多いと思われる・・・・
昔の知人が「小説家になりました!」と年賀状に書いてきたから検索してみたら自費出版だった時はなんともいえない気持ちになったものですが、
今から思えばその人は自称がおかしいだけでちゃんと自分で一作書き上げてるし、文句なく素晴らしいですね。当時失礼なことを思ってしまったことを反省。
しかしメルマガについては悪い面ばかりではないかもしれない・・・
今ふと思い出したんですが、
昔々サラリーマンだったころの顧問税理士の先生も事務所便りを作っていらして請求書と一緒に送ってくださってて、
なにも知らなかった私は
「お忙しいのに毎月事務所便りをつくられてるなんてすごいですね!!!」
と本気で言ったら、先生が
「いや、これは情報提供のため業者が作ってくれて発行者だけうちの名前になってるんだよ」
とおっしゃってて、
それはステキ!!!と思った記憶があります。
書いてないものを「私が書きました」というのがちょっとダサいだけで、
出典を明らかにして、顧問先サービスとして情報提供のツールとして使うのは良いですね。
私は気が向いたときのみ匿名のブログ(ここ)で好き勝手なこと書いてるだけなので、
見習って、ちゃんとリアルお客様に対して人様の文章であっても情報提供していったほうがいいかもなーと思いました。
既得権益を守るより新しい権利をつくることを考えたほうがいいかもな話
社労士会の会報を見ていたら、
「シェアードサービスの会社がグループ会社の社保手続きの電子申請ができるようにならないか?」という規制緩和が検討されていましたが、連合会としてはそれは社労士法違反だと主張して阻止しました!
それは適正な労務管理がなされず労働者の権利が損なわれる恐れがあるからです!
という記事が出ていました。
まあ、たしかにそうなんですが・・・・
一社労士の自分としては、
グループ内の手続きぐらい別にシェアード会社がやってもよくない?????????
知識も経験もないそれぞれの総務の人が見よう見まねでやるよりシェアードの人がまとめてやるほうが労働者の権利の保護になるのでは・・・
と思ってしまうんですよね・・・
給与計算するなら社保手続きもセットでやったほうが効率的だし・・・
それにシェアードが電子申請できないって建前にしてもいくらでもやりようありますよね・・・
そんな形骸化した既得権益を守るためにわざわざ面倒くさいシステムを維持させようとするぐらいなら、その辺は柔軟にしてどんどんシェアード会社に発展していってもらって、
そのシェアード会社から難しい手続きの相談や労働問題の相談を受けるようにしていったほうが結局は業務が拡大するような気がする。
お前は社労士をメインでやってないからそんなこというんだろうっていわれるかもしれませんが、
私は税務申告書だってシェアードが書いてもいいと思いますよ・・・
記帳代行をしない場合、いくらがんばって注意を払って帳簿見て話聞いても、外部の税理士が会社の実態を100%反映するのは難しい。
書けるんだったら会計やってるところが書くのが一番実態を反映したものができると思います。
もちろん税務のプロでなければ技術的に書けない別表もあるだろうし、改正についていけない場合もあるだろうからやっぱり税理士は必要になってくると思いますし、そこで高いギャラ取れるように努力していくしかないと思う。
しかし、確かに何でもかんでも許したら世の中誤った手続きや申告書があふれかえって役所が混乱するかも、という不安はわかる。
そして、やっぱり同業者団体としては既得権益を守るのがお仕事なのもわかる。
なので、
「シェアードサービス会社に社保の手続きや税務申告等を許す代わりに、社労士や税理士登録している人を必ず一人は雇わないといけない」
という方向にしたらどうでしょう??
宅建や薬剤師みたいな必置資格化する。
シェアードサービス会社はあまり数ないから既得権益がなくなるデメリットのほうが多いとは思いますが・・・・
今税理士という資格が斜陽なのって、会社勤めして、その会社で税理士登録できない(やるとしたら家で開業という形にしないといけない)ところにも原因があると思うんですよね・・・
やっぱり試験受かったら税理士名乗りたい。でも会社辞めたくない。だから税理士目指すのやめよっていうのも多くあると思う。
社労士はその点会社でも登録できるからまだマシというか進んでると思います。。
まあ別に税理士という資格が不人気でも我々には何の不具合もないのですが、
なんとなくの思いつきを日記にしてみました。
税理士業界求人難・・そりゃそうだ
日本税理士会連合会の会報を見ていたら、
税理士業界が求人難であるというコラムがありました。
ハローワークでブラックだと名指しされているそうな・・・
私もかつていくつかの税理士事務所に勤務していたこともあり、その実感として、
そりゃそうだろ・・・
と思ってしまいました。
これは自分自身の体験だけでなく人から聞いた話も含めていますが、
残業代出さないのに過労死ラインの残業とか普通にあったし、
業務時間外(つまり勤務時間にカウントは許されない)の朝礼とか勉強会とか、
社会保険加入事業所なのに試用期間中の人は社会保険に加入させないとか、
退職を申し出たら有給休暇を月割りで削られたりとか・・
**加入事業所であるにもかかわらず試用期間中に社会保険に加入させないってところはほぼ確実に法令を知らないので、求人条件にどんなに美辞麗句を書いていても実際はやりたい放題の傾向が強いから、
面接のときにそこは確認したほうがいいかもです・・・
コラムの結びには、
「危機感を持って対応していく必要がありそうだ」とありましたが、
一部(そうであると信じたい)のブラック事務所のせいで業界全体のイメージが悪くなっているのは間違いないので、
まず、最低ラインの法令順守を全事務所が行うよう、
税理士会が責任を持って確認・指導するなど徹底した自浄作用を見せていただきたいと思います。
従業員に対する労働法令違反も懲戒事由に入れたらどうかしら・・・
と思ってたらセミナー情報のメルマガがとどいてて見てみたら、
一昔前は超絶ブラックで有名だった事務所主催で「ブラック企業にならないための事務所経営セミナー」が開催されるとあって、
時代は変わっているんだなーと思いました。
(もしかしたらそこの従業員さんは「どの口がw」って思ってるかもしれませんが・・・)
初めて仮想通貨取引をやってみる
(注)このブログ記事のアフィリエイトはアマゾンのみで、仮想通貨業者のアフィは一つも貼っていません。全て一個人の純粋な記録です。
ちょっと仕事が落ち着いてきたので、
経験しといたほうが良いなと思っていた仮想通貨取引をやってみることにしました。
仮想通貨についての知識は、利確時の税金の扱いとかは知っているのですが
そもそも仮想通貨って何ぞや?という点については下記の漫画を読んだぐらいです。
取引についてはなんとなくわかったけど、やっぱりブロックチェーンについては全然わからなかった。
ブロックチェーンはこれからもどんどん活用されていく技術とのことなので、理解しておく必要があると感じてはいます。
でもまあ今はとりあえず取引やってみるか、というところで、
まず悩んだのは、取引所選び。
コインチェック事件みたいなことがあったらいやだから、
金融庁登録業者であることは絶対必要ですよね。。。
ということで、金融庁のリストをまずチェック。
↓PDFがでます。金融庁のサイトより。
https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf
ぱっと見て、
SBIがある!安心そうだからここにしよー!
と思ったのですが、
ホームページを調べてみたら取り扱い開始はまだ先とのこと・・・
SBIが取り扱いを始めたら、私みたいに知らんビットコインの会社は怪しいと思ってしまう化石人間がチャレンジするかもしれないから少し値上がりするかも。という素人考えが沸いてきたので、とにかく今少しだけでもやってみる決意を新たにしました。
でも他のところでどれがいいかぜんぜんわからない。。
とりあえずやばいところはイヤなので、金融庁の行政処分のところをみました。
↓金融庁のサイトの仮想通貨関係のお知らせのページです。行政処分についても書いてある
行政処分受けてるところは候補からはずすとして・・
あと、ツイッターとかでやばいかも・・って書かれているところや、
名前検索して「問い合わせメールの返事がおそすぎる」「勝手に貸し出しされてた」
とか書かれてるところなど、悪評が出てるところは
真偽はともかくとりあえずはずしたりしていって、
とりあえずビットバンクってとこにしてみました。
(これもツイッターによるとサーバ混んでるとか固まるとか色々あるみたいだけど・・・)
口座開設の手順は以下のとおり。
サイト上でメールアドレスを登録する
↓
認証用URLが届くので飛ぶ
↓
パスワード入れて、
利用規約・取引ルール・リスク事項
について同意する
↓
住所・氏名・生年月日・取引の目的・職業・外国の重要な公人でないかを入力
↓
本人確認書類(運転免許証・パスポート・住民基本台帳カード・在留カードのいずれか)の画像アップロード
↓
自宅に確認書類が送られてくるのでそれを受けとる
(混み合ってて一週間ぐらいかかるといわれたが4日ぐらいできた)
↓
本人確認終了のメールが来る
↓
取引開始!
とりあえずビットコインをちょっとだけ買ってみた。
今(2018.5.21)は1ビットコインが約95万で、ビットバンクは最低取引単位が0.0001ビットコインなので、95円あれば始められるとのことですが、
さすがにそれだとあまり夢がないのでもうちょい上乗せしてみました。
さてどうなるか・・・
ラジオ体操結構いいかも
連休明けて、申告書書きと月次と源泉納付が一気にやってきた昨今ですね。
申告書書きはいつも以上に脳の働きに依存した仕事をしないといけないのでできるだけ脳を活性化させるべく睡眠はとったほうがいいのですが、どうしても作業量が多くて思うようにはいかない・・・
そのためか今朝猛烈に眠くて、栄養ドリンク飲んでもコーヒー飲んでもまだまだ眠くてどうしたものかと思ってたら、ふと、同業の先輩がラジオ体操が流れるぬいぐるみを持ち歩いていたことを思い出しました。
↓鼻を押したらラジオ体操第一が結構でかい音で流れます。
どうせ眠いし体操やってみるか!と思って動画流してやってみた(一人自営業の特権)
すると、なんか目がさえてきたしずっと重かった肩まわりもすっきりしてきた気がする!
結構いいかも・・・
私もこの人形買って習慣にしようかなー
レンタルサーバ(アルファメール)からメール送ったらスパム認定で弾かれた日記
会社等の組織に所属していらっしゃる方は、組織からメールアドレスが支給され、@以下は組織の名前になっていることが多いと思いますが、
フリーランスの方は人それぞれですよね。
私はアルファメールで自分のドメインをとってもらい、メールアドレスをつくっています。
理由は、そっちのほうがカッコいいと思ったからと、
万一将来的に人を雇うことがあるかもしれないので、統一されたドメインで複数のアドレスをもてるようにしておきたかったからです。
時々サーバ障害でメールの送受信ができなくなって困ったこともありましたがおおむね順調に快適にメールライフを送っておりましたが、
最近、一定のあて先にメールが届かなくなってしまった・・・!
少し前から頻発してたんですが、バタバタしてたのもありエラーメッセージをろくに読まず、先方のサーバがいっぱいなのかなーとか相手のせいにしてたのですが、
昨日少し時間があったので真剣に読んでみたところ・・・
「Your IP ***.***.***.***.** is listed by Invaluement.」
???私のIPが悪かったのか??
乗っ取りとかにあってて私のアドレスでスパム送りまくってる人がいたらどうしよう。。。
と思ったが、調べてみたところどうやらレンタルサーバのドメインを使っている人は同じIPを付されることもあるので変なやつが同じIPを使ってたらとばっちりにあうことはあるみたいでした。不幸中の幸い。
で、Invaluementというのはスパムを送ってくるIPアドレスをリスト化して受信サーバに拒否させているところらしいので早速↓でチェックしてみる。
そうしたらリスト入りしてるって出たので、
削除のリクエストのページに行ってみた。。。
https://www.invaluement.com/removal/
ここでまたIPのチェックを求められたのでやってみた
またブラックリストに入ってる事実を見せられた。。もういいよ。。
で、REQUEST REMOVALというページに行ってみたら、
英文メールで「このIPアドレスはスパム発信者でない」理由などを書いて送ってくれとのこと・・・
このIPはレンタルサーバのIPだから、私はスパムじゃないけど同じIPで他に迷惑メールを送ってる人がいないとは限らないのであまりいい加減なことはいえない・・
積んだ・・・
と思って色々検索してみたところ、
・レンタルサーバの業者に頼んで対応してもらう
・メールソフトの設定を変えて送信元のIPをレンタルサーバのものでないものにする
など書いてくださっているブログがありました。
情報化社会はありがたいですね・・
早速今日サポートセンターに電話してみました。
結論としては
・迷惑メール送信者には警告をするようにはしているがどうしてもIPがリスト入りしてしまうことはある
・Invaluementにはこちらから連絡するので、受信拒否されたときに送られてきたエラーメールを転送して欲しい。ただしInvaluementが受け入れるかは不明。
・技術的に可能なら貴方に割り振られている送信のIPアドレスを変更する。技術者に聞いてみるから数日待って(→その日のうちに変更してもらえました)
・送信元の設定を変更するのは禁止です
とのこと・・・
数日メール送れないのは不便なので応急処置の方法を聞いたら
・別のメールアドレスで送信する
・相手の別のメールアドレスを聞き出してそっちに送る
ぐらいしかないらしい、、、一回プライベートのアドレスから送ったらずっとそこに送ってくる人がいるからイヤなんだよな・・・
ただでさえ無実の人がスパム判定されやすいレンタルサーバなんだから設定変更も許容してくれたらいいのに・・・ブツブツ。。。
結論!
レンタルサーバのIPがブラックリスト入りしてしまったらサーバ運営者に連絡してしばらく待つしかないのでその間は別のメールアドレスから送ろう!
・・・・・禁止だって言われたから大きな声では言えないが送信元の設定をプロバイダのメールと同じに変更したらうまくいきました。。。あくまでも応急処置的に自己責任で・・・
(追記)さっき送信サーバを変更してくださった旨連絡が来ました!対応早い!
いろいろ読んだ感想
確定申告が終わったと思ったら決算で行ったりきたりしてて気づいたら月末月初に届く同業者団体の会報などが机に山積み・・・
今日は決算作業の合間で事務所業務なので山積みの紙を読んで片付ける日にしました。
WEBで読める会報は希望者のみ送付にしてほしいな・・・捨てるのにも金かかるし。。
といつも思っていますが、
WEBだと結局見ないだろうからこれでいいのかな。。
で、気になった記事について感想を。。。
1.日本税理士政治連盟の会報(会員じゃないのに送られてくるやつ)
「政策担当秘書」の資格要件に税理士試験合格者を!という陳情をしているらしい。
政策担当秘書は以前興味もって調べたことがありました。
↓関係リンク
上記に記載のあるように、試験に合格した人、もしくは一定の要件(司法試験や会計士試験などに合格してるなど)を満たした上で認定を受けた人がなれるとのことで、
試験が難しいらしい!というのは知っていました。
で、税理士試験合格を「一定の要件」に入れるって話のようですが、
正直、税理士試験合格が司法試験や会計士試験合格に匹敵しているとは試験組税理士の自分としては思えないんですけど、自分の周りに司法試験や会計士試験を受けてる人がいたのって20年ぐらい前の話だからその2つってめちゃくちゃ難しいイメージがあるだけで今は違うのかもしれませんね。
この陳情がどうなるのかわかりませんが、もし通ったら税理士会で研修が行われるだろうから行ってみようっと。
実際なるのは絶対無理ですが・・・今のままでは知識が偏りすぎてるからもっと勉強しないといけないし年齢的に苦しい。
まあたぶん若い人の将来の選択肢のためですな。
2.会計ソフトベンダーの会報誌色々
クラウドソフトを使って低料金サービスを実現し大もうけ!という会計事務所の紹介が毎回されているけど、そこの従業員さんの労働環境を詳しく知りたいと思いました・・・
労基法守ってそれなら確かにすごいけど、ブラック全開ならむしろ有害だし効果のほどは判断不能。
まあ人を雇う気は全く無い自分には関係の無い話ですが・・・
3.FPの会報誌
CFP試験の要項が発表されてたけどその日はキンプリ(二次元のほう)のイベントが・・・
4.税理士会の会報
今年度分から研修受講時間が公表されます!ですって!
自分の周りだけかもしれないけど、研修受講時間が多い=ヒマという価値観があるようで、3月末にギリギリで達成している人が一番偉そうにしてる気がするので、多くても少なくても細かい時間が公開されるのはなんかイヤですね。36時間満たしてるかどうかだけでいいのに・・・
まあ、もしその価値観が正しかったとしても同業者のことをわざわざ検索して受講時間をチェックする人よりヒマってことはないので堂々と受けたい研修を受ける、でいいんですけどね・・・
5.社労士会の会報
「身に覚えの無いパワハラ」についての記事がありました。
これは本当に気をつけないといけない・・
完全に体感なんですけど、特に自分自身を含むバブル直後の就職氷河期世代ってパワハラや労働法令遵守について意識が低い気がします。
自分たちが若いころに虐げられて、今も普通に働けてるから、虐げられたことに対して教育してもらえたなんて思ってちょっと感謝してたりなんかするんですよね。。
それはそれで人の勝手なんですが、それを押し付けるのは最悪。
きちんと「自分は時代遅れ」ということを認識して人の気持ちを考えていかないと自分がパワハラしてることに気づかない恥ずかしい害悪中年になってしまう。。
人を雇っていない自分には関係ないことのようですが、お客さんのところの従業員さんに接するときに期せずしてパワハラになってしまったら最悪なので十分気をつけたいと改めて思いました。
・・・やっと山が半分になった・・・
あとは「いつか読む」の資料とかだからコツコツ崩していこう・・・